TD SYNNEX、2023年度第4四半期および通期決算を発表
2024年1月9日、TD SYNNEX(NYSE:SNX)は、2023年11月30日を末日とする会計年度第4四半期および会計年度の業績を発表しました。
2023年度第4四半期連結財務ハイライト:
23年第4四半期 | 22年第4四半期 | 22年度第4四半期からの純増減 | |
売上高($M) | $14,407.3 | $16,248.0 | (11.3)% |
非GAAPベースのグロス売上高($M) | $19,744.4 | $20,913.0 | (5.6)% |
売上総利益($M) | $1,018.6 | $1,059.7 | (3.9)% |
非GAAPベースの売上総利益($M) | $1,018.6 | $1,077.4 | (5.5)% |
売上総利益率 | 7.07% | 6.52% | 55bps |
非GAAPベースの粗利益率 | 7.07% | 6.63% | 44bps |
営業利益($M) | $286.8 | $334.2 | (14.2)% |
非GAAPベースの営業利益($M) | $426.6 | $495.6 | (13.9)% |
営業利益率 | 1.99% | 2.06% | (7)bps |
非GAAPベースの営業利益率 | 2.96% | 3.05% | (9)bps |
純利益($M) | $187.5 | $221.2 | (15.2)% |
非GAAPベースの純利益($M) | $285.6 | $329.8 | (13.4)% |
希薄化後EPS | $2.06 | $2.31 | (10.8)% |
非GAAPベースの希薄化後EPS | $3.13 | $3.44 | (9.0)% |
TD SYNNEXのリッチ・ヒューム最高経営責任者(CEO)は、2023年度の業績について、「当社のチームは、広範な業務において優れた成果を上げ、利益率拡大に向けた戦略的イニシアチブを継続的に推進してきました。その結果、厳しい市場環境にもかかわらず、13億ドルの堅調なフリーキャッシュフローを生み出し、7億5100万ドルを株主還元に充てることができました。2024年には、IT投資環境の回復が見込まれるため、さらなる成長機会を捉える態勢を整えています」と述べました。
2023年度第4四半期連結業績ハイライト
- 売上高は、前年同期の 162 億ドルに対して144 億ドルとなり、11.3%減少しました。為替変動の影響を除いたベースでは、前年同期比13.3%減収となりました。この減収の主な要因は、PCエコシステム製品に対する需要が引き続き大流行後に減少したため、当社のエンドポイント・ソリューション・ポートフォリオが減少したことです。製品ミックスの変化により、ネット基準で収益計上される売上高の比率が高くなったため、前第4四半期比では約6%減収となりました。
- 非GAAPベースの売上総利益は、前年同期の209億ドルに対して197億ドルでした。
- 売上総利益は、前第4四半期の10億6,000万ドルに対して10億1,900万ドルでした。非GAAPベースの売上総利益は、前第4四半期の10億7,700万ドルに対して10億1,900万ドルでした。
- 売上総利益率は、前年同期の6.5%から7.1%に上昇しました。非GAAPベースの売上総利益率は前年同期の6.6%から7.1%に上昇しました。ネット基準で収益計上される売上高の増加により、売上総利益率および非GAAPベースの売上総利益率に約43ベーシス・ポイントのプラスの影響がありました。
- 営業利益は、前年同期の3億3,400万ドルに対して2億8,700万ドルでした。Non-GAAPベースの営業利益は、前年同期の4億9,600万ドルに対して4億2,700万ドルでした。
- 営業利益率は、前年同期の2.1%から2.0%に低下しました。非GAAPベースの営業利益率は前年同期の3.1%から3.0%に低下しました。
- 希薄化後EPSは前年同期の2.31ドルに対して2.06ドルとなりました。非GAAPベースの希薄化後EPSは前年同期の3.44ドルに対し3.13ドルで、事前のガイダンス範囲の上限を0.23ドル上回りました。
- 営業キャッシュフローは2億1,100万ドル、フリーキャッシュフローは1億6,800万ドルでした。
- 株主には3億4,300万ドルの自社株買戻しと3,100万ドルの配当金で3億7,400万ドルを還元しました。
2023年度連結財務ハイライト:
23年度 | 22年度 | 22年度前年同期比 | |
売上高($M) | $57,555.4 | $62,343.8 | (7.7)% |
非GAAPベースのグロス売上高($M) | $77,246.1 | $80,633.2 | (4.2)% |
売上総利益($M) | $3,956.8 | $3,900.2 | 1.5% |
非GAAPベースの売上総利益($M) | $3,971.9 | $3,996.3 | (0.6)% |
売上総利益率 | 6.87% | 6.26% | 61bps |
非GAAPベースの粗利益率 | 6.90% | 6.41% | 49bps |
営業利益($M) | $1,078.0 | $1,050.9 | 2.6% |
非GAAPベースの営業利益($M) | $1,642.3 | $1,724.0 | (4.7)% |
営業利益率 | 1.87% | 1.69% | 18bps |
非GAAPベースの営業利益率 | 2.85% | 2.77% | 8bps |
純利益($M) | $626.9 | $651.3 | (3.8)% |
非GAAPベースの純利益($M) | $1,053.6 | $1,147.9 | (8.2)% |
希薄化後EPS | $6.70 | $6.77 | (1.0)% |
非GAAPベースの希薄化後EPS | $11.26 | $11.94 | (5.7)% |
2023年度連結業績ハイライト
- 売上高は前年度の623億ドルに対し576億ドルで、7.7%の減収となりました。為替変動の影響を除いたベースでは、前年度比7.5%の減収となりました。この減収の主な要因は、PCエコシステム製品に対する需要が大流行後に減少したため、当社のエンドポイント・ソリューション・ポートフォリオが減少したことです。製品ミックスの変化により、ネット基準で収益計上される売上高の割合が大きくなり、前年度比で約4%のマイナス影響を受けました。
- 非GAAPベースのグロス請求額は、前年度の806億ドルに対して772億ドルでした。
- 売上総利益は、前年度の39億ドルから40億ドルに増加しました。非GAAPベースの売上総利益は、前年度の40億ドルと同額となりました。
- 売上総利益率は、前年度の6.3%から6.9%に上昇しました。非GAAPベースの売上総利益率は、前年度の6.4%から6.9%に上昇しました。
- 営業利益は、前年度の10億5,100万ドルに対して10億7,800万ドルでした。非GAAPベースの営業利益は、前年度の17億ドルに対して16億ドルでした。
- 営業利益率は、前年度の1.7%から1.9%に上昇しました。非GAAPベースの営業利益率は、前年度の2.8%から2.9%に上昇しました。
- 希薄化後EPSは前年度の6.77ドルに対して6.70ドルでした。非GAAPベースの希薄化後EPSは前年度の11.94ドルに対して11.26ドルでした。
- 営業キャッシュフローは14億ドル、フリーキャッシュフローは13億ドルでした。
- 当社は、6億2100万ドルの自社株買戻しおよび1億3,000万ドルの配当により、7億5100万ドルを株主に還元しました。
2024年度第1四半期の見通し
以下の記述は、2024年度第1四半期に関するTD SYNNEXの現時点での予想に基づくものです。これらの記述は将来の見通しであり、実際の結果は大きく異なる可能性があります。非GAAPベースのグロス売上高には、第三者サプライヤーとのサービス契約、SaaS(Software as a Service)契約、および特定のフルフィルメント契約の売上に関連して発生し、売上と相殺された費用の影響が含まれています。また、その他の非GAAPベースの財務指標には、買収、統合、再編費用、無形資産の償却、株式報酬、およびそれらに関連する税効果の影響は含まれていません。
2024年第1四半期見通し | |
売上高 | 140億~147億ドル |
非GAAPベースのグロス売上高 | 190億~200億ドル |
当期純利益 | 1億4700万~1億9200万ドル |
非GAAPベースの純利益 | 2億3200万ドル~2億7700万ドル |
希薄化後1株当たり利益 | $1.65-$2.15 |
非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益 | $2.60-$3.10 |
推定発行済み希薄化後加重平均株式数 | 8840万ドル |
TD SYNNEX Corporationについて
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