クラウド活用が当たり前の今、「どこから守るべきか」「何を先に入れるべきか」で迷う企業が増えています。
本記事では、HENNGEが提供する体験型ワーク「情シスすごろく」を通じて、クラウドセキュリティ対策の優先順位をどう整理できるのかを解説します。
実際に体験して得られた学びをもとに、段階導入の考え方と、それを効率的に実現する HENNGE One の有効性についてご紹介します。
こんな課題、抱えていませんか?
- サービスの増加でIDと権限が分散、なりすまし・乗っ取りのリスクが上昇
- メール誤送信や情報持ち出しなど、人為ミス対策が後回しになりがち
- テレワーク・外部協業で安全な外部アクセスの設計が難しい
- 監査やインシデント振り返りにログが散在して工数がかかる
- 予算に限りがあり、費用対効果の高い順序で揃えたい
まずは“体で理解” ―― HENNGE「情シスすごろく」とは
TD SYNNEXでは、HENNGE提供の体験型ワーク「情シスすごろく」を実施しています。
本来は情シスやエンドユーザー向けの学習ゲームですが、今回は代理店・提案担当の視点で活用。
実際のインシデントシナリオを起点に「立場によって学びが変わる」特長を活かし、クラウドセキュリティソリューションへの投資優先度や提案の組み立てを短時間で具体化できました。

HENNGEオリジナルボードゲーム型ワーク。
サイコロで進む各マスに、「パスワード流出」「誤送信」「社外端末からのアクセス」等の現実の事象が出題されます。
参加者は影響度×発生確率で対策を選び、コストとのトレードオフを議論。営業・情シス・ユーザーが同じ目線で、「何を先にやるか」の型を共有できます。
体験で得られた要点
競合同席の提案練習
同一カテゴリ製品を並べて比較説明するロールプレイで、相手のリアクションを見ながらセールスポイントの言語化を磨けた。
顧客視点での優先順位づけ
コストとセキュリティのバランスを前提に、具体シナリオを通じて「先に選ぶ/今回は見送る」の線引きを実地で検証できた。
受け手側になって気づく評価軸
提案を受ける役も体験し、運用負荷・ユーザー体験・拡張性など、顧客が重視する観点を実感できた。
用語の即時キャッチアップ
「聞いたことはあるが説明しづらい」専門用語を、その場のディスカッションで整理・言い換え・ユースケース紐づけができた。
遊んでみてこう感じた
- 短時間でも、顧客の意思決定を後押しする「伝え方(優先順位・差別化の軸)」が揃う。
- 実シナリオを通じて「入口を固める→人為ミスを抑える→可視化と監査」の順で段階導入する考え方が腹落ちした。
- 「まずは小さく始め、運用を見て拡張する」という現実的な道筋が、提案側・受け手側の双方で共有できた。
解決を効率化する現実解として HENNGE One の活用
「情シスすごろく」を通じて感じたのは、セキュリティ対策には「入口→人為ミス→可視化」という順序が現実的で、無理なく導入を進められるということでした。
ちょうどその流れを形にしているのが HENNGE One です。
HENNGE One は、体験で得た学びをそのまま「実装」に落とし込み、クラウド時代の基本防御をワンストップでカバーする特徴があります。
入口を固める
- SSO/ID統合 + 多要素認証(MFA):アカウント侵害の主要経路を遮断
- アクセス制御:IP・端末・条件で安全な外部アクセスを実現
人為ミスを抑える
- メール誤送信対策・脱PPAP:高頻度・高影響の事故を先回りで防止
可視化と監査を整える
- 操作ログの一元管理:監査対応を省力化、インシデント対応の初動を高速化
「情シスすごろく」で決めた優先順位が、HENNGE One の段階導入にそのまま対応可能。
小さく始めて、必要に応じて機能を拡張できるのが最大の利点です。

まとめ
本記事の目的は「クラウドセキュリティを迷わず選べるようにすること」。
「情シスすごろく」を通じて、入口 → 人為ミス → 可視化 の順で段階的に整えることが現実的であり、提案側・受け手側の双方で合意しやすいと実感しました。
そしてこの順序はそのまま、HENNGE One の段階導入(SSO/MFA → 誤送信対策・脱PPAP → 操作ログ一元管理)に対応しています。
小さく始め、必要に応じて拡張できる点も体験で得た「現実解」と重なり、最終的に HENNGE One が最適解 であると自然に納得できました。
※ 本記事の評価・見解は筆者個人の所感であり、HENNGEの公式見解や制作意図を示すものではありません。
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[著者プロフィール]
TD SYNNEX株式会社⎟林 亮瑜
アドバンスドソリューション部門 ハイブリッドマルチクラウドPM本部
2023年4月に新卒でTD SYNNEXへ入社。センター・オブ・エクセレンス(CoE)プロダクトの日本展開や、AI/ML(人工知能/機械学習)サービスの社内教育・プリセールスを担当。現在はマルチソリューション部のプロダクトマネージャーとして、マルチクラウドおよびAI製品の日本市場展開を支援。猫好きで、趣味はイラスト。