Chromebookがビジネスユースに向いている8つの理由(Part1: ハード面)

Chromebookがビジネスユースに向いている理由を、ハード面/ソフト面/セキュリティ面の3点から見て、合計8つの利点を紹介します。今回の記事ではハードの面で優れた3つの点をご紹介します。

知っているようで知らない、Chromebookのスゴさ

Chromebookは、Googleが開発したOS「Chrome OS」を搭載した、シンプルながら非常に便利なノートパソコンです。他のノートパソコン類に比べると、比較的安価なことでも知られていますね。
セットアップが非常に簡単で、セキュリティ機能が組み込み済みのため、複雑な作業もなく導入してそのまま使い始めることができます。

そして、ビジネスシーンでの活用に向いているのが、このChromebookの特徴です。 この記事では、「どうしてChromebookがビジネスユースに適しているのか」について8つの理由を、ハード、ソフト、セキュリティの視点から解説していきます。

まず、この記事ではハードの面で優れた3点をご紹介してまいります。

ハードの面で優れた3点

まずは、ハードの面において、特に優れた点を3つ選びました。 以下では、Everythingボタン、バッテリー、タッチスクリーンの3点をご紹介していきます。

1. Everythingボタン

Everythingボタンは虫眼鏡が印字されているChromebookに特有のボタンです。様々な機能を担っており、使いこなせると非常に便利です。

  • すぐれた検索機能
    ワンボタンでファイル、アプリ、ウェブの情報を検索することができます。
    「2021.11.22_お打ち合わせメモ」「Chrome 描画キャンバス」「今日の天気は?」といった種類や粒度の異なる情報も、このボタンから同じように検索を開始できるので合理的です。
  • アプリ一覧の呼び出し
    Shift + Everythingボタンでインストール済みアプリの一覧を呼び出すことができます。特定のアプリを起動して、イチからファイルを作る場合などに便利です。
  •  ファンクションキーのショートカット
    最上部にはウェブページを制御するボタン、ウィンドウの大きさを制御するボタン、画面の明るさや音量を制御するボタンなどがあります。
    ファンクションキーはありませんが、ファンクションキーの機能はEverythingボタンと最上段のキーを組み合わせて使うことが可能です。
    例)F1Everythingボタン + "←"(戻るボタン)

なお、ファンクションキーの使用頻度が高い場合は、設定で最上段キーとファンクションキーの常態をスイッチさせることができます。
この機能をオンにすると、最上段のキーは単体で常時ファンクションキーとなり、最上段系キーはEverythingボタンと組み合わせることで使用できるようになります。

2. 長時間駆動するバッテリー

Chromebookは最大12時間の駆動が可能なバッテリーを搭載しています(デバイスや利用方法によって変わることがあります)。
バッテリー容量が大きいため、バッテリーが関係する作業効率の低下リスクを軽減することが可能です。

  • 就業時間中に充電する必要なし
  • 日常的に充電コードを持ち歩く必要なし
  • バッテリー残量通知に集中を乱されるリスク回避
  • 外出先でバッテリー残量に焦るリスクの回避

ビジネスパーソンの時間に寄り添って、生産的な作業をサポートしてくれます。

3. タッチスクリーン

Chromebookの多くの機種にはタッチスクリーンが搭載されています(デバイスによって機能が異なります)。画面に直接触って、スワイプ・タップ・スクロールなどの直観的な操作が可能です。
膨大なページやリストを一気にスクロールする時や、チェックリストのチェックをする際などにも大いに役立ちます。

特に、この機能の強みが発揮されるのが、オンラインミーティングやディスカッションの場です。
オンラインミーティングでは、音声や身振り手振りだけで伝わりにくいニュアンスや画像に対して意見を出し合いたいときに電子ホワイトボードが有用です。遠隔地でも同僚と同じホワイトボードを囲む会議室にいる感覚で、有意義な会議を行うことができます。

タッチスクリーンは、このような電子ホワイトボードを使う場面でも、「画面を触って直接書き込む」ことができるので、マウスで書き込むよりもはるかに便利で指が疲れません。
また、Google WorkspaceのJamboardアプリでは、 簡易の図表やグラフを描いたり、手書きのメモ書きをしたりはもちろんのこと、ホワイトボードを複数枚用意することができます。

Jamboard アプリ
Jamboard ブラウザ版
このように、タッチスクリーンと電子ホワイトボードを併せて使えば、スムーズで生産的なディスカッションの場を生み出すことができます。

まとめ

今回は「どうしてChromebookがビジネスユースに適しているのか」のハードの面から見た優れた3点を解説しました。
いずれも、生産効率を上げるために非常に便利で、使い慣れると手放せない、Chromebookならではの強みです。ハードの面だけでも十分にビジネスユース向きだということが分かりますね。

次の記事ではソフトの面で優れた点を3つ、「Googleアカウントの連携」、「オフラインアクセス」、「Microsoft Officeに対応」をご紹介してまいります。

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