【TD SYNNEXレポート】AI、サービス、専門性が次のIT成長の波を牽引
ITエコシステムにおける世界的なディストリビューターであり、ソリューションアグリゲーターであるTD SYNNEX(NYSE: SNX)は、「テクノロジーの方向性に関するレポート」を発表しました。本レポートでは、AIによる変革、堅牢なサイバーセキュリティフレームワーク、深い専門性、そして自動化によって強化された人材を組み合わせることで、継続するマクロ経済の課題の中でも、成長を実現できることを強調しています。本年は、これまで以上に市場を徹底的に分析し、地域別、パートナータイプ別、テクノロジー分野別の詳細データを盛り込んだ新構成でお届けします。
40カ国にわたる1,400以上のITソリューションプロバイダーおよび販売店からのフィードバックに基づき、このレポートは、AI時代においてサービス主導型ビジネスモデルが成功を後押ししていることを強調しています。特にISV(独立系ソフトウェアベンダー)やプロフェッショナルサービス企業は将来に対して最も高い楽観的見方を示しています。パートナーの約75%が「AIは自社の未来に不可欠」と回答しており、AIは競争上の必須要素であると同時に、革新と基盤能力を融合させた新しいサービス提供の原動力となっています。さらに、高度なスキルを持つ人材への需要の高まりと相まって、これらの変化は、パートナーにとって、AI時代に向けたワークフローや業務運営モデルを再設計し、効率性と成長を実現する機会を生み出しています。
今回のレポートについて、TD SYNNEXのCEOであるパトリック・ザミットは以下のように述べています。
「テクノロジー業界が前例のない変化を迎える中で、私たちのパートナーは変化し続ける課題に直面しています。TD SYNNEXは、ビジネスにおける課題をチャンスに変えるための支援を行っています。今年のDoTレポートは、次世代テクノロジー、サービス、そして専門性を積極的に取り入れながら、基盤となる技術におけるレジリエンスを構築することがリーダーシップにつながることを示しています。地域別の視点やパートナービジネスモデルを中心にレポートを構成することで、グローバルなテクノロジーエコシステム全体でどのように価値を提供していくかを、より明確に捉えることができました。」
2025年のIT市場を定義する6つのグローバルトレンド
・AIは市場でのリーダーシップの基盤
AIの導入が加速する中、パートナーは、AIを活用したサイバーセキュリティ(58%)やAI主導の自動化(54%)といった、より高度でインパクトの大きいユースケースを提供することで差別化を図る必要があります。これらは、パートナー自身が自社ビジネスに大きな影響を与える可能性が高いと認識しているソリューションです。
・サイバーセキュリティは基本だが依然として戦場である
セキュリティは依然としてITエコシステムに参入するための前提条件であり、パートナー企業の80%が少なくとも1つのサイバーセキュリティソリューションを提供しています。また、過去2年間でエンドポイントソリューションの成長を牽引する最大の要因として浮上しており、パートナー企業はこの分野への注力を強化しており、今後1年間の新規サービス展開において、高度なエンドポイントセキュリティを2番目に優先度の高い項目として挙げています。しかし、パートナー各社がAIを活用した攻撃(49%)やデータ漏洩(41%)といった新たな脅威を最大の懸念事項として挙げていることから、課題への対応は依然として最優先事項となっています。
・専門性は規模に勝る
エンドユーザーがパートナーに求める最も重要な要素は「業界に関する専門知識とコンサルティング」であり、その次に「卓越したカスタマーサービス」が挙げられます。パートナー各社はすでにこうした市場の期待に応えつつあり、90%がサポートおよび保守サービスの提供を計画しています。また、88%がカスタマイズされたIT統合ソリューションの提供を、82%が今後1年以内にマネージドサービスの拡充を計画しています。
・AI時代に向けて業務モデルを再設計せよ
経営幹部の70%近くが人材不足に直面しており、これがAI(43%)、データ・アナリティクス(41%)、サイバーセキュリティ(39%)の導入に直接的な影響を及ぼしていると指摘しています。これは、仕事の進め方そのものが業界全体で変化していることを示すシグナルであり、パートナーにとっては、AIを前提とした未来に向けて、オペレーションモデルや業務フローを再設計し、効率性を高める絶好の機会となります。
・マクロ経済の課題は続くが、成長は依然として可能
世界的な逆風にもかかわらず、ほとんどの地域で成長見通しは依然として明るく、パートナー企業の66%が売上増を報告しています。戦略的な先見性と業務上の機動性を兼ね備えた企業が、成長を実現する上で最も有利な立場にあります。
・新たな勝者は、サービス主導で未来を見据えた企業
標準化された成長指数(Net Growth Index)が示すとおりISV(独立系ソフトウェアベンダー)(成長指数120)およびプロフェッショナルサービス企業(成長指数110)が、業界成長を牽引する存在として一歩先を行っています。その背景には、バランスの取れたポートフォリオ構築への取り組みがあります。実際、半数以上の企業が、AIやデータ&アナリティクスといった高成長分野を、既存のコアサービスと組み合わせて展開しており、これが競争優位性と持続的成長につながっています。
TD SYNNEXは、パートナーのパフォーマンスや地域・パートナータイプごとのインサイトをより深く理解するために、標準化された成長指数(Net Growth Index)と楽観指数(Net Optimism Index)という2つの新しい指数を導入しました。これらの指数によって、今後、年次ごとの変化を追跡できるようになります。両指数は基準値を100とし、100を超えるスコアは成長や楽観の増加を示し、100未満のスコアは成長停滞や悲観を示します。
アジア太平洋および日本(以下、「APJ」)の展望
APJでは、AI、サイバーセキュリティ、サービス分野で強い勢いが見られ、デバイスやハードウェアの継続的な重要性も確認されています。
TD SYNNEX アジア太平洋日本 社長のジャイディープ・マルホトラは以下のように述べています。
「APJの見通しは依然として楽観的で、高成長分野に大きな機会があります。AI、サイバーセキュリティ、データ分析がエコシステム全体の変革を牽引しており、パートナー各社は顧客ニーズに応えるため、これらのテクノロジーを提供できる体制づくりに投資しています。この環境に対応していくには多くの要素が絡み合っており、パートナーは、複雑さを簡素化し、市場投入を加速させるだけでなく、これらをシームレスに統合して今日の課題に対応するソリューションを提供できるディストリビューターが必要です。エンドツーエンドのポートフォリオを持つ付加価値ディストリビューターとして、当社は、ソリューションやプラットフォームに加え、支援体制やノウハウを通じて、パートナーの迅速な事業拡大と成長を支援します。
・APJにおける主な調査結果AIは成功の鍵:パートナーはAIに最大の機会を見出しており、75%がAIインフラとクラウドに注力、70%がAI自動化とデータ管理に注力しています。しかし、54%がAI採用の最大の障壁として人材不足を挙げており、スキル開発の加速が必要であることを示しています。
・サイバーセキュリティは極めて重要であるものの、スキル不足は依然として解消されていない:73%のパートナーが少なくとも1つのサイバーセキュリティソリューションを提供、または提供する予定です。重点領域は明確で、データとプライバシーの保護が81%、ネットワークセキュリティが78%、クラウドやアプリケーションのセキュリティが77%を占めています。しかしながら、48%のパートナーがスキル不足を最大の課題として挙げており、専門知識を持つ人材の確保と育成が急務であることが浮き彫りになっています。
・人材不足を背景としたサービス事業へのシフト :この地域ではサービス中心のビジネスモデルへの転換が進んでおり、83%がコンサルティングや専門サービスを提供し、78%がマネージドサービスを提供しています。しかし、依然として課題は残っており、49%が「人員の拡張性」、41%が「人材の採用・定着」を成長の障壁として挙げています。
・エンドポイントとハードウェアは依然重要:高成長テクノロジーへの移行が急速に進んでいるにも関わらず、68%のパートナーがデバイスを提供し、57%がハードウェアを提供しており、これは世界平均を上回っています。これは、ハードウェアが今も重要で需要があることを示しています。
・全文レポートはこちら: https://ms.spr.ly/TDSDoT
※本資料は、TD SYNNEX (NYSE: SNX)が2025年9月23日に発表した記事(TD SYNNEX Report Finds AI, Services and Specialization Are Driving the Next Wave of IT Growth )の日本語訳です。英語版との相違がある場合は英語版が優先します。
【TD SYNNEXについて】
TD SYNNEX(NYSE: SNX)は、ITエコシステムにおけるグローバルディストリビューターおよびソリューションアグリゲーターのリーディング企業です。当社は100か国以上で15万超の顧客を支援し、テクノロジー投資の価値最大化、ビジネス成果の実現、成長機会創出に貢献しています。本社は米国フロリダ州クリアウォーターおよびカリフォルニア州フリーモントにあり、23,000名の従業員が2,500以上のトップテクノロジーメーカーの製品・サービス・ソリューションを結集しています。当社のエンドポイントからクラウドにわたるポートフォリオは、クラウド、サイバーセキュリティ、ビッグデータ/分析、AI、IoT、モビリティ、Everything-as-a-Serviceなど、最も成長率の高い技術分野を中心に構成されています。また、TD SYNNEXは、顧客・地域社会・地球環境への貢献にコミットしており、優れた企業市民としての責任を果たすべく取り組んでいます。多様性とインクルージョンを重視し、ITエコシステム全体から選ばれる企業となることを目指しています。
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