「何ができないか」より「どうすればできるか」を大切にする
私は2007年の新卒入社以来、現在までプロダクトマネジメントを担当しています。
入社当初は、プロダクトマネジメントを「効率よく仕入れて、効率よく売り切る」といった、比較的、単純な仕事だと捉えていました。そのため、ベンダーからの要望であっても、社内の体制やリソースの問題で実現が難しいものには、「お応えできません」とご回答していました。そのほうが余計な労力がかからず、結果として、ベンダーの利益になるだろうと思っていました。
しかし、そうした考えは、経験を重ねていくなかで、次第に変化していきます。プロダクトマネジメントに重要なのは、「何ができないのか」といった判断を下すことではなく、「どうすればできるのか」といった模索を続けることにあると思うようになったのです。
特に、TD シネックスは、グローバルなネットワークを有しており、世界中の多種多様な製品を扱っています。また、挑戦を奨励するカルチャーもあるため、同業他社に比べてもベンダーにご提案できる施策の幅は広いはずです。そうした環境にも関わらず、「できないことはできない」と決めてかかるのは、自ら可能性の芽を摘んでいるに等しいです。
そう考えるようになって以来、プロダクトマネジメントの仕事が、それまで以上にやりがいに溢れたものとなりました。ベンダーが示す「ゴール」に、どのような道筋で向かっていくのか。その答えを、悩みながら作り上げていくことが、現在の私にとっての最も大きなやりがいです。