学習コンテンツの英語→日本語化テクニック

前回は、Yugabyte University を使って学習する方法をご紹介しました。今回はその補足です。Yugabyte University に限らず、トレーニングマテリアルが英語で提供されている際にご利用いただけますので、ぜひご活用ください。

英語教材を目の前に

英語の画面が表示されてしまったら慌てずに、参照しているWebブラウザ(Microsoft Edgeなど)右クリックで【日本語に翻訳】オプションがあるので実施しましょう。すると、画面は少し読みやすくなるでしょう。日本語訳が不正確な場面では原文英語を表示させ、各種翻訳サイトを併用することもおススメです。

Microsoft Bing 翻訳 (https://www.bing.com/translator)
Google 翻訳 (https://translate.google.com/)

Webブラウザ(Microsoft Edge右クリックオプションの例)

完全な日本語表記にならない場面もあると思いますが、これで全く読めないということは無くなったのではないでしょうか。

クローズドキャプション未提供の英語動画

クローズドキャプションは字幕です。多くのネット配信では動画に字幕が埋め込まれているのではなく、字幕ファイルがWebブラウザによって映像に重なって表示する仕組みです。このため、前述したWebブラウザの翻訳機能を使うと、こちらも日本語として表示することができます。

しかし、その一方でクローズドキャプションを提供していない動画教材もあります。

英語リスニングに自信がない方は、Google Docs (オンライン ドキュメント エディタ)音声入力を使い、そのままドキュメントの翻訳機能を使用しましょう。

マイクの音声入力を English (US) 指定することをお忘れなく。

先に英語の動画再生を有効にしてから、Google Docs マイクボタンをクリックしましょう。すると、Google Docs 上に英文が表示されるでしょう。

万一、音声入力機能を使用中に次のメッセージが表示された場合は

外付けマイクとスピーカーを近づけるなどの工夫が必要です。他にもスマートフォンなどの音声認識アプリをお使いになれます。(通信料金が過度に発生する可能性があるため、可能な限りWi-Fiをご利用ください)

この時、画面が英語表記のままである場合があります。

そのときは、Microsoft Edge ブラウザの “aあ” をクリックします。

すると、翻訳されたページ ポップアップが表示されるので “元の言語で表示” をクリックします。

次に、再び Web ブラウザを右クリックし ”日本語に翻訳” を選択すると、数秒後には日本語表示に切り替わります。

これら一連の操作は今後も多用することと思います。

英語表記に戻った場合は一度翻訳機能をリセットし、再度翻訳機能を有効にすると日本語が表示されるようになります。

また、翻訳機能を使っていると途中で進まなくなる事象があります。この場合は、ブラウザをリロードしてみてください。

まとめ

今回は英語教材を日本語化して学習する手順をご紹介しました。この手順は知っているだけで日本語教材が提供されていなくても自習支援に繋がると思います。

著者プロフィール

■ TD SYNNEX 株式会社 | 斉藤 之雄

アドバンスドソリューション部門 ソリューションビジネス開発本部 プリセールス&エンジニアリング部 マルチクラウドチーム (Azure Solutions Architect Expert, Azure DevOps Engineer Expert)

マイコン少年時代から関東電子(TD SYNNEX前身)を利用するなどソフトウェア、ハードウェアともに昔をよく知る。コンピューター業界は1996年から異種混在環境における再販ビジネスの技術営業からキャリアを開始し、特に導入支援や教育プログラムの立ち上げは定評を有する。国内大手電気通信事業者では社内クラウドコミュニティの主要メンバーとし全国SEへ対するリスキリングプログラム推進活動を実践した。2022年4月TD SYNNEX入社以来、CoE(センターオブエクセレンス)プロダクトの日本市場展開や AI/ML (人工知能/機械学習)サービスを中心とするプリセールス活動を行っている。愛猫家、社会福祉士でもある。

■ TD SYNNEX株式会社 | 安藤 一恵

アドバンスドソリューション部門 マルチクラウドPM本部 マルチクラウドソリューション部 プロダクトマネジャー

2003年、新卒で外資系ハードウェアベンダーにITコンサルタントとして入社。国内大手通信会社の基盤系インフラ構築プロジェクトに、エンジニア兼任プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャとして従事。様々な案件を取り組むうちに、上流工程からリードする役割を担っていきたいと考えるようになり、公募を受けソフトウェアのプリセールスに職種を変更。セールスシナリオの構築と展開、セミナー企画、パートナビジネス支援等を実施。ビジネスとITの最適化、コスト削減、自動化、仮想化、クラウドソリューション等を主に展開。
その後、外資系ソフトウェアベンダーに転職し、プリセールスとして国内大手通信会社やキャリア、行政、流通オンラインストア向け、ゼロダウンタイムソリューションや行動分析基盤等の提案活動を行う。
2013年、結婚を機に退職後、転勤族の夫と子供たちと日本・米国をあちこちと居住した後、2022年12月に復職。TD SYNNEXにて、お客様のDXを推進するクラウドソリューションを支えるエコシステムの拡販・提案活動に尽力している。2児の母。

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