【やってみよう、コンテナ化!~その2~】Yugabyte University (自習コンテンツ)をやってみよう!やったら資格もとれちゃった!

前回のブログでは、コンテナの概要説明と、実際にデスクトップ環境へコンテナをインストールして利用するところまでをご紹介しました。

前回の記事: 【やってみよう、コンテナ化!~その1~】コンテナとは?仮想マシン (Virtual Machine/VM) との違い、コンテナ利用体験について – TD シネックスブログ (synnex.co.jp)

第2弾である今回は、前回コンテナ利用体験で練習環境に使った、オープンソースの分散型SQLデータベース「 YugabyteDB 」を学習できるコンテンツ「 Yugabyte University」 をご紹介します。

Yugabyte University とは

最近NoSQLやマルチクラウド型分散データベースについてよく耳にするようになりましたが、いったいどこで学習すればよいか迷っていませんか? 無償で学習できるサイトが「Yugabyte University」です。Universityとは名前が付くものの入学試験は不要で、希望者は無料で認定資格にチャレンジでき、見事合格すれば履歴書に書ける資格取得までできる優れたオンライン学習コンテンツです。

学習に適しているWebブラウザは Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefox などがありますが、ここではすべて Microsoft Edge を使用して記事を作成いたしました。

Yugabyte University で学習を開始するには?

クラウドネイティブ開発者とデータベース実践者(プラクティショナー)のオンライングローバルコミュニティに参加してYugabyte(ユガバイト)DBの学習の旅を始めましょう。

構成は自習(サンドボックス操作の実習を伴うコンテンツもあり+動画資料)です。上級コースの動画は最新版を提供するためYugabyte が事前に受講希望者を募る場合もあります。その時々の状況については画面表示をご参照ください。

https://university.yugabyte.com/

Yugabyte University は基本的には英語で提供された学習コンテンツとなります。日本語で学習したい方は、利用しているWebブラウザ(Microsoft Edgeなど)上の右クリックメニューに【日本語に翻訳】オプションがあるので利用してみましょう。すると、画面は少し読みやすくなるでしょう。日本語訳が不正確な場面では原文英語を表示させ、各種翻訳サイトを併用することもおススメです。

Microsoft Bing 翻訳 (https://www.bing.com/translator)
Google 翻訳 (https://translate.google.com/)

Webブラウザ(Microsoft Edge右クリックオプションの例)

日本語化のテクニックについては別の記事で詳しく解説していますので、こちらもご参照ください。
https://jp.tdsynnex.com/blog/tips/how-to-translate-learning-content-into-japanese/

Yugabyte University は無料で学習環境を提供していますが、ご利用に際してはユーザーアカウントが必要です。Yugabyte University 右上【Sign In】をクリックします。

サインイン画面へ遷移します。

サインインには SNSアカウント情報を利用したソーシャルログイン (LinkedIn / Facebook / Google) もできますが、Yugabyte Universityのみで使用するアカウントを作成することもできます。

学習コース選択(目標と受講科目を決めよう)

サインインに成功すると、コース選択画面へ進みます。

(ここからはMicrosoft Edgeで日本語に翻訳したページ表示でご紹介いたします)

ページによっては【このサイトを翻訳】しますかと尋ねられる画面があるときは【翻訳する】を選択しても、一部の操作インターフェイスのみが日本語化されるのみです。引き続き、Microsoft Edge 日本語に翻訳したページを利用します。

学習目標はコース修了試験に合格し Yugabyte University が発行する終了証明書を受け取ることにします。学習コース選定は表示されている順から進むことと理解し継続学習しやすくなるのでおススメです。表示順は 「分散 SQL の概要 (UCF100)」、「ユガバイトDB 入門 (UCF101) 」、「YugabyteDB マネージド ベーシック (UCF091) 」です。

初回の受講科目は「分散 SQL の概要」を選定しましょう。

学習の進め方

「分散 SQL の概要」 所要時間55分

“UCF100 分散 SQL について、および最新のクラウドネイティブ アプリケーションに分散 SQL データベースが必要な理由について説明します。”

学習する内容について

クラウドネイティブアプリケーションの時代では、多くの従来のデータベースは増え続けるワークロードを処理できません。最も強力でスタンドアロンのモノリシックデータベースでさえ、追いつくことができません。このコースでは、追いつくことができる新しい種類のデータベース、つまり分散SQLデータベースについて学習します。

この自習型コースでは、SQL APIのサポート、分散データストレージ、データのレプリケーション、分散クエリ実行、分散ACIDトランザクションなど、分散SQLデータベースの定義特性について説明します。また、分散SQLデータベースがクラウドネイティブアプリケーションにとって非常に重要である理由についても説明します。

この時点で書いてある内容が難しいと思われても問題はありません。

学習を終えた時には、分散SQLデータベースの特性について、なんとなく分かったと感じていただけると思います。前提条件を確認しましょう。

前提条件

この入門コースでは、分散SQLへの関心と、クラウドネイティブアプリケーションのレガシーリレーショナルデータベースが直面している課題について学ぶ好奇心が必要です。

★学ぶ好奇心が必要・・・皆さんは、もれなく該当しますね。

学んでみよう

 日本語に翻訳したページによっては次のいずれかのボタンが表示されるのでクリックしましょう。

または  

学習に必要な情報はノートテイクあるいは Microsoft OneNote に記録することで、あとから復習にも役立つでしょう。

レッスンを進めるにはボタンをクリックしましょう。

※途中で終わってしまっても再度ログインすれば、学習は【継続するコース】表示によって再開できます。

ラボでハンズオン体験しよう

学習を進めていくと、  ラボ教材へ遷移します。

ここではラボ手順に従って体験しましょう。既にご経験がある場合は skip することもできます。

必要なコマンド類は教材に示されるので、SQLコマンドが不慣れな方でも安心して学習ができます。

学習完了すると受験にチャレンジ

日本語翻訳で “訪問完了ページ” 、英語では “VISIT COMPLETIONPAGE” が表示されれば学習完了です。

Yugabyte University “マイコース” をクリックすると、認定試験が表示します。

クリックすると “YugabyteDB Basics of Distributed SQL Exam” へ進みます。

この試験は20問出題され合格するには80%以上のスコアを獲得する必要があります。何度でも受験できます。この試験に合格すると、コース修了の認定を受けます。

※受験時の日本語化は学習時と同じ方法です。

見事合格しました

“修了証明書を入手しましょう!” をクリックしましょう。

ディジタル履歴書へ資格登録(有効期限2年間)

PDF を選択するとQRコード入りの認定資格をダウンロードでき、Linkedin 等に登録できます。

まとめ

今回は Yugabyte University を日本語化して学習し、無償で認定資格も合格するまでの手順をご紹介しました。合格後はスキル ディジタルバッジとして資格証明としても有効です。

YugabyteDBは、クラウドネイティブなアプリケーションに最適な分散型SQLデータベースで、まさに今、データレイヤ―のモダナイゼーションに必要とされる新しいテクノロジーです。最新のテクノロジーを、ご自身のペースで学ぶことができ、学習と資格取得試験がセットになっている無償の自習コンテンツを活用して、継続学習なさってはいかがでしょうか。

次回の予告

いよいよビジネスシーンでの Yugabyte 導入方法をご紹介します。

Yugabyte Anywhere を使う方法や、Microsoft Kubernetes Service (AKS) を使って

3ノード構成を僅か12分で構築するまでの手順を紹介します。これまでのVM環境構築ではIaaSからセットアップが必要でしたが、クラウドKubernetes を使うと簡単迅速デプロイが実現します。

是非、お楽しみに。

以上、ご覧いただきありがとうございました。

Yugabyte主催「Distributed SQL Summit Asia」を無料オンデマンド配信中!

Japan Trackでは日本語での視聴も可能です。Yugabyte社および構築SIerのエンジニアも登壇し貴重な情報を発信していますのでぜひご視聴ください。

著者プロフィール

■ TD SYNNEX 株式会社 | 斉藤 之雄

アドバンスドソリューション部門 ソリューションビジネス開発本部 プリセールス&エンジニアリング部 マルチクラウドチーム (Azure Solutions Architect Expert, Azure DevOps Engineer Expert)

マイコン少年時代から関東電子(TD SYNNEX前身)を利用するなどソフトウェア、ハードウェアともに昔をよく知る。コンピューター業界は1996年から異種混在環境における再販ビジネスの技術営業からキャリアを開始し、特に導入支援や教育プログラムの立ち上げは定評を有する。国内大手電気通信事業者では社内クラウドコミュニティの主要メンバーとし全国SEへ対するリスキリングプログラム推進活動を実践した。2022年4月TD SYNNEX入社以来、CoE(センターオブエクセレンス)プロダクトの日本市場展開や AI/ML (人工知能/機械学習)サービスを中心とするプリセールス活動を行っている。愛猫家、社会福祉士でもある。

■ TD SYNNEX株式会社 | 安藤 一恵

アドバンスドソリューション部門 マルチクラウドPM本部 マルチクラウドソリューション部 プロダクトマネジャー

2003年、新卒で外資系ハードウェアベンダーにITコンサルタントとして入社。国内大手通信会社の基盤系インフラ構築プロジェクトに、エンジニア兼任プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャとして従事。様々な案件を取り組むうちに、上流工程からリードする役割を担っていきたいと考えるようになり、公募を受けソフトウェアのプリセールスに職種を変更。セールスシナリオの構築と展開、セミナー企画、パートナビジネス支援等を実施。ビジネスとITの最適化、コスト削減、自動化、仮想化、クラウドソリューション等を主に展開。
その後、外資系ソフトウェアベンダーに転職し、プリセールスとして国内大手通信会社やキャリア、行政、流通オンラインストア向け、ゼロダウンタイムソリューションや行動分析基盤等の提案活動を行う。
2013年、結婚を機に退職後、転勤族の夫と子供たちと日本・米国をあちこちと居住した後、2022年12月に復職。TD SYNNEXにて、お客様のDXを推進するクラウドソリューションを支えるエコシステムの拡販・提案活動に尽力している。2児の母。

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