Azure OpenAI では、OpenAI社で提供しているAIサービスをそのまま利用できます。
利用できるサービスは以下です。
1)自然言語の生成・
テキストの入力候補
2) コードの生成
3) イメージの生成
同じサービスならOpenAI社で利用すればいいのでは?と思った方もいらっしゃるかもしれません、しかし企業用、本番環境用としてはAzure OpenAIがピッタリです。以下の比較表をご覧ください。
OpenAI | Azure OpenAI | |
---|---|---|
提供元 | OpenAI .inc | Microsoft |
利用できるサービス | OpenAI GPT-4, GPT-3.5 (ChatGPT), GPT-3, Codex, Embeddings, DALL-E,Whisper (音声認識モデル) | OpenAI GPT-4, GPT-3.5 (ChatGPT), GPT-3, Codex, Embeddings, DALL-E |
セキュリティ | ・OpenAI のセキュリティポリシーに準拠 (脆弱性開示ポリシー) ・APIキーによる認証 | ・Azureのセキュリティ基準に準拠 ・APIキーによる認証とAzure AD認証に対応 ・Azure仮想ネットワークによる保護 |
データ | ・API経由であればデータは利用されない ・悪用/誤用の監視目的で30日間保持され、OpenAI社員か委託業者が確認する可能性あり ・オプトアウト申請可能 | ・データが利用されることはない ・悪用/誤用の監視目的で30日間保持され、承認されたMicrosoft 社員が確認する可能性あり ・オプトアウト申請可能 |
プライバシー | ・OpenAI のプライバシーポリシーに準拠 ・カリフォルニア州法に準拠 | ・Microsoft の声明およびAzure OpenAI Serviceの製品ポリシーに準拠 ・日本の法律を準拠法とし、東京地裁裁判所を管轄裁判所として契約可能 |
SLA | SLAなし | 99.90% |
サポート | コミュニティベースでのサポート | Azure カスタマーサポートの提供 |
課金 | 1トークンあたりに課金され、価格はどちらも同じ | |
支払い | クレジットカード | 請求書払い |
上記の表を見るとAzure によるセキュリティの高さはもちろんですが、日本の法律・裁判所に準拠している点もサービス提供や本番運用時のリスク回避につながります。またOpenAI社では設定がない、SLA(Service Level Agreement)、すなわちサービス品質の保証、稼働率の保証がAzure OpenAI では99.9%で設定されている点も見逃せません。またAzure OpenAI ではサポートプランが用意され、さらに、法人での利用に便利な請求書払いも可能となります。こういった観点から、Azure OpenAI を選択される企業が増えています。
使ってみたい、触ってみたい、アプリの開発を検討している等、検討している方はぜひお問合せください!
Azure OpenAI の利用開始には Microsoft への申請・審査が必要でしたが、2024 年 7 月 24 日より、ご利用申請をしていただかなくても、すべてのユーザーの環境にて、ご利用いただくことが可能となりました。
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当社エンジニアが実際にAzure OpenAIを使用した解説記事をブログにまとめました!ぜひご覧ください。
Azure OpenAI Serviceをクラウド技術オタクが実際に触ってみた~その特徴と使い方をわかりやすく解説